秘密の話を少しだけ

もし自分がガラスの靴をもらったら、それを秘密に出来るかな

名刺としての曲

BTSのButterって曲があるじゃない?
あの曲が公開された時の事を書こうと思う。
きっとあの感動は何年経っても色褪せないと思うけど。

私はK-popどころか国内のアーティストだってガチで応援した事なんて無かったから、マジで右も左も分からない超赤ちゃんARMYだった。
カムバック(この言葉の意味も入隊してから調べた。日本では使わないものね)を心待ちにしつつ、心配もしていた。
Dynamiteがあんなに人気が出てしまって、この次の曲が万が一、万が一酷評されたら、と、いう心配。

既に世界的地位を確立しているのは知っていたけどDynamiteフィーバーはすごかったから。
「たまたまの一曲」になってほしくなかった。

公開日、私は休みだったから公開されてすぐにPV見たよ。
私の様な素人の心配は完全に杞憂だったと悟ったね。

世界の流行をしっかり抑えた60年代を彷彿とさせるベースライン。
難易度は高くないかもしれないけど、テクニカルなリズム取りで、実力を見せつける振付。
それに、歌詞。
ご本人達は「難しい意味や深い意味はなく、夏に楽しく聞いていただける歌」と仰っていたけれど、私はどうにもそうは思えない。
強い意志や、決意表明や、なんかそんなものを感じる。それがとてつもなくカッコいい(このあたりは考察してる方々もいると思うので多くは語りません)。

PVひと目見て、この曲はヤバい、と思いましたよ。

さて、最近改めてこの曲を聞くと
これはBTSの名刺の様な曲だな、と思うのです。

代表曲、ではなく、名刺。

イントロの入りで、7人のグループだとはっきり分かる。
イントロの最後に現れるジョングクが歌いだし、メインボーカルが誰なのかだいたい想像がつく。
あのエグいリズム取りの振付でダンスの実力があるグループであることが分かる。
彼等の後ろには巨大なファンダムがあり、それをARMYと呼ぶ。
ダンスシーンではメインダンサーがばっちりセンターを努め
後半のラップでラップラインが誰なのかはっきり分かる。
最後は、リーダーが存在感を爆発させる。
そして、全英語曲だが(歌詞を深読みすれば)彼等がアジア人のグループあることも想像がつく。

初見の人もここまではっきりじゃなくても「だいたいこの人はこんな人」って分かるんじゃないと。
むしろ、わざと分かるようにしてるんじゃないかと。

これから、この曲をきっかけにして出会う人々に
BTS?なんか最近人気の韓国のグループでしょ?よく知らんけど、な人に

「僕達は7人です」「僕達のファンはARMYって言います」「世界一のハンサムに選ばれたイケメンが彼です」「メインボーカルがこちらです」などなど
自己紹介の時に話すような内容を説明するみたいに
名刺渡してるように感じるんだよな。
と、思う今日この頃でした。